甲状腺刺激ホルモンT3感度指数(TSHI-2)

遊離T3に対する下垂体フィードバック感度の評価

最終更新日: July 6, 2025

TSHI-2計算機

TSHI-2とは?

甲状腺刺激ホルモンT3感度指数(TSHI-2)は、遊離T3とTSHの間の負のフィードバック関係を評価する計算マーカーです。これは、下垂体が循環中の活性甲状腺ホルモン(T3)にどの程度敏感に反応するかを定量化するのに役立ちます。

TSHI(FT4に基づく)が主要な甲状腺ホルモン産物からのフィードバックを反映するのに対し、TSHI-2は最も生物学的活性なホルモンからのフィードバックを反映し、HPT軸調節の補完的な視点を提供します。

なぜ有用な補完なのか?

  • 活性ホルモンであるT3に焦点を当てた中枢甲状腺調節の異なる視点を提供する。
  • T4からT3への変換が変化した状態の評価に有用な場合がある。
  • 下垂体-甲状腺フィードバックメカニズムの微妙な違いを探る研究現場で役立つ。

結果の解釈(参考ガイド)

低指数(鈍化した反応を示唆): 低い値は、T3レベルに対するTSH反応の低下を示し、潜在的に中枢性甲状腺機能低下症で見られる可能性があります。
正常指数: 均衡の取れた期待される下垂体-甲状腺フィードバック関係を示唆します。
高指数(抵抗性を示唆): 高い値は、T3に対する下垂体感度の低下状態を示す可能性があります。

臨床的解釈メモ

TSHI-2は調査指数であり、TSHやFT4のような広く標準化された基準範囲はありません。解釈は注意して、完全な臨床像の文脈で行われるべきです。

This page has been medically reviewed by Dr. Khoulah Attia – PharmD, Immunology Specialist.