RDW/MCV比計算機
グリーン&キング指数を使用した小球性貧血の鑑別
最終更新日: July 5, 2025
RDW/MCV比計算機
RDW/MCV比とは?
RDW/MCV比は、グリーン&キング指数としても知られ、全血球計算(CBC)の2つの標準コンポーネント、赤血球分布幅(RDW-CV)と平均赤血球容積(MCV)から計算される公式です。
メンツァー指数やスリヴァスタヴァ指数と同様に、鉄欠乏性貧血とβサラセミア体質を区別するための初期手がかりを提供する費用効果の高いスクリーニングツールです。両方とも小球性(小さな赤血球)貧血を呈する可能性があります。
診断にどのように役立つか?
- 鉄欠乏では、RDWは通常上昇し、MCVは低く、比率が高くなる。
- サラセミア体質では、RDWはしばしば正常で、MCVは著しく低く、結果として比率が低くなる。
- この比率を他の指数と組み合わせて使用すると、初期スクリーニングの予測精度が向上する。
結果の解釈(参考ガイド)
比率 < 0.23:
0.23未満の値は、βサラセミア体質を示唆します。
比率 > 0.23:
0.23より大きい値は、鉄欠乏性貧血を示唆します。
限界と次のステップ
この指数は支援ツールであり、確定診断ではないことを批判的に覚えておくことが重要です。臨床決定を下すために単独で使用されるべきではありません。
- 結果は併存疾患の影響を受ける可能性がある。
- 確定診断には、鉄検査(フェリチン、TIBC)およびヘモグロビン分析(電気泳動)が必要。
- 常に結果を患者の臨床徴候および症状と関連付ける。
- 血液専門医またはかかりつけ医との相談が不可欠。
This page has been medically reviewed by Dr. Khoulah Attia – PharmD, Immunology Specialist.