DAPTスコア
冠動脈ステント留置後、二重抗血小板療法(DAPT)を12か月超に延長することの純利益/リスクを推定します。
最終更新日: April 15, 2026
DAPTスコア計算機
DAPTスコアとは?
DAPTスコアは、冠動脈ステント留置後12か月を超えて二重抗血小板療法を延長することの利益と害のバランスを推定するために設計された臨床ツールです。
出典注記:DAPT Studyの予測ルールに基づいて導出されました(Yeh et al., 2016)。実臨床では出血リスク評価および臨床判断と併用されます。
どのように計算されるか?
- 年齢 ≥75:−2、年齢 65–74:−1、年齢 <65:0。
- 現在喫煙中:+1。
- 糖尿病:+1。
- 初診時MI:+1。
- PCI既往またはMI既往:+1。
- ステント径 <3 mm:+1。
- パクリタキセル溶出性ステント:+1。
- 心不全またはLVEF <30%:+2。
- 静脈グラフトステント:+2。
解釈
- 有利:スコア ≥2(DAPT延長による純利益が得られる可能性が高い)。
- 境界域:スコア =1(出血リスクや背景を考慮し個別判断)。
- 不利:スコア ≤0(DAPT延長の純利益はしばしば不利)。
結果の使い方
このツールはPCI後のDAPT期間に関する意思決定を支援します。結果は、患者の出血リスク、併存疾患、ステント/PCIの複雑性、施設のガイドライン経路と併せて解釈してください。
- 重大な出血や虚血イベントなく約12か月のDAPTを完了した後に使用してください。
- 高いスコアは、DAPT延長時に出血リスクに対して虚血予防効果がより大きい可能性を示唆します。
- 修正可能な出血危険因子(血圧管理、相互作用薬、必要時の消化管保護)を必ず見直してください。
- このスコアはすべての状況に適用されるわけではありません(例:別途抗凝固適応がある場合)。
This page has been medically reviewed by Dr. Khoulah Attia – PharmD, Immunology Specialist.